外国人が不動産を自由に購入することができるかどうかというのは、国によってルールが違います。原則として、日本では外国人が不動産を購入することが認められています。

ただし、日本に在留する外国人が住宅ローンを組むのはそれほど簡単なことではありません。多くの金融機関では、外国人が住宅ローンを組むためには、「永住者」という在留資格を持っていなくてはいけないことになっています。

永住者であれば、在留資格の心配をせずに日本に長く滞在することができるため、立場が安定していると見なされるのです。

永住者でなくてもローンが組める?

永住者ではない場合に住宅ローンを組むには、いくつかの方法があります。まず、結婚していて配偶者が日本人や永住者である場合には、配偶者に住宅ローンを組んでもらうという方法があります。

また、頭金を多く用意すると、借入額が減らせるので住宅ローンが通りやすくなることがあります。

母国に本店がある金融機関を利用する

さらに、出身国に本店がある金融機関を利用すると、住宅ローンが認められることがあります。出身国に本店があれば、契約した外国人が母国に帰ってからも追跡することができるからです。

ただし、そのような金融機関の場合、金利が高かったり、頭金を多めに求められたりすることもあるので注意が必要です。

日本で住宅ローンを組むための確実な方法は、永住者になることです。永住者の在留資格を取るとそれ以外のメリットもたくさんあります。要件を満たしている外国人は、長く日本で暮らすことを希望するのであれば、永住者ビザを取得するのがおすすめです。