短期滞在ビザとは、観光、娯楽、友人訪問、会議、商談などの目的のために短い期間だけ日本に滞在する外国人に認められるビザです。「観光ビザ」と呼ばれることもあります。原則として90日以内の在留期間が定められます。

このビザを持っている外国人の方から「ビザの延長（更新）をしたい」というお問い合わせを頂くことがあります。短期滞在ビザを更新することはできるのでしょうか。

90日を超える滞在は原則不可

短期滞在ビザの更新は通常は認められていません。90日という在留期間が定められている場合、90日を超えて滞在をすることはできません。

ただし、「人道上の真にやむを得ない事情」がある場合には、特別に更新が認められることもあります。具体的には「病気などの療養のために入院している」「帰国するための飛行機が欠航している」などのケースがあります。あくまでも例外的な措置であるため、更新申請の前に入管に相談することが必要です。

一部の国からは180日以内の滞在が可能

また、アイルランド、オーストリア、スイス、ドイツ、リヒテンシュタイン、イギリス、メキシコから日本を訪れている外国人の場合、査証免除取極により、特別に180日以内の在留が認められています。これらの国の方が在留期間90日の短期滞在ビザで入国している場合には、更新手続きをすればさらに90日の滞在が認められます。ただし、それができるのは一度限りであり、再度の更新はできません。