外国人が日本で大学や専門学校に通うためには、留学ビザを取得する必要があります。原則として、正規の学生であれば留学ビザを取得することが認められています。
では、研究生や聴講生の場合には、留学ビザを取ることはできるのでしょうか? 結論を言うと、留学ビザを取得することは可能ですが、いくつか要件があります。
1週10時間以上の聴講が必要
研究生とは、大学で特定の分野の研究に従事することを認められている人のことです。「研修生」「専修生」などと呼ばれることもあります。
研究生が留学ビザを取るためには「入学選考に基づいて入学の許可を受けている」「1週間につき10時間以上聴講をする」という2つの要件が求められます。これらを満たしていれば、留学ビザを取ることができます。
一方、聴講生とは、大学や大学院で授業の一部を履修している人のことです。聴講生が留学ビザを取るための基本的な要件は研究生と同じです。「入学選考に基づいて入学の許可を受けている」「1週間につき10時間以上聴講をする」の2つを満たしていることが必要です。
また、研究生と聴講生のどちらに関しても、学費、食費、住居費などの生活費を支払う能力があることも求められます。