経営管理ビザを持っている外国人の中で、1年のうち大半を海外で過ごしている人がいます。日本での滞在日数が少なくても、経営管理ビザの更新はできるのでしょうか。
結論から言うと、ビザ更新が可能な滞在日数について明確な決まりはありません。滞在日数が少ないからといって、必ずしもビザ更新が不許可になるとは限らないのです。
ただ、原則として、経営管理ビザというのは、日本で会社を経営することを前提として発行されているものです。日本での滞在日数があまりにも少なければ、その限られた日数だけできちんとした会社経営ができているのか、という疑いを抱かれてしまうことになります。
また、日本での滞在日数が極端に少ない場合には、そもそも経営管理ビザで日本に在留する必要がないと思われてしまいます。短期の滞在であれば、商用の短期滞在ビザを取ることが一般的だとされているからです。
経営管理ビザを更新する際には理由を説明する
仕事の都合などで日本を離れる期間が長くなってしまった場合には、ビザ更新の際に合理的な理由をきちんと説明することが必要です。説明が正当なものであると認められれば、ビザ更新が許可されることもあります。何の説明もなくビザ更新をするのはリスクが高いのでやめておいた方がいいでしょう。