外国人の方や外国人を雇う企業の方から「何か月も前にビザ申請をしたのに結果が来ないんだけど、どうすればいい?」というお問い合わせを頂くことがあります。
入管(出入国在留管理庁)でビザ申請を行うと、一定の期間が経ってから、許可・不許可を知らせる通知が届きます。しかし、これがなかなか届かないということで不安に思う方が多いようです。
入管でのビザ申請の標準処理期間はだいたい「1~3か月」と定められていて、この期間内に結果が出ることが多いです。しかし、案件によってはそれ以上の時間がかかる場合もあります。
入管に直接確認する
結果がなかなか出なくて不安であれば、審査の状況について入管に問い合わせることができます。電話をかけてもいいのですが、なかなかつながらないことも多いです。入管に直接行って問い合わせるのが確実です。
しかし、入管に問い合わせても、具体的な審査の途中経過については何も教えてくれないことが多いと思います。基本的には結果が出るまで待つしかないのです。
住所の記載ミスに注意
ただし、結果はすでに出ていて入管から申請人に通知ハガキを送っているのに、住所を書き間違えていてハガキが届いていない、ということがあります。その場合には、のちに確認の電話が何度もかかってくることになるので、そこで正しい住所を知らせてください。
住所も電話番号も書き間違えていたという場合のみ、入管からの連絡手段がないため、結果が出ても通知が来ないということがありえます。その可能性があるときは、入管に行って確認をするようにしましょう。
申請中なら在留期限を過ぎても問題なし
また、申請した外国人の方がよく不安に思うのは、在留期間満了日が迫っている状態でビザの変更や更新の申請を行い、結果が出る前にもともと持っていたビザの期限が切れてしまったらどうすればいいのか、ということです。
これに関しては、基本的には心配は無用です。ビザ申請した後で結果が出る前に在留期間満了日を迎えても、そこから2か月の間は日本に在留することが認められています。原則として、その2か月が経過するまでに申請の結果が出ることになります。