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外国人のコック(調理師)が独立したときに必要なビザの手続きとは?

日本のレストランなどでコック(調理師、料理人、シェフ)として働いている外国人が、独立して自分の店を持ちたいと考えることがあります。その場合には、在留資格を変更しなければいけません。

通常、外国人コックは技能ビザを持って働いています。独立して自分の店を持つというのは、経営者になるということを意味しています。そのため、技能ビザから経営管理ビザに変更する必要があります。

経営管理ビザの要件

経営管理ビザ(在留資格「経営・管理」)を取るためには、いくつかの要件があります。大まかに言うと以下の3点です。

・500万円以上の資本金を出資して会社を設立する
・店舗となる物件を用意する(借りる)
・飲食店の営業許可を取る

つまり、会社を設立して、店舗となる物件を用意して、内装や設備を整えて、飲食店営業許可免許を取って、すべての準備を済ませてからでないと、経営管理ビザの申請はできないということです。

経営管理ビザを取ると調理はできなくなる

ちなみに、経営管理ビザを取得してからは、自分で厨房に入って調理をすることはできなくなります。経営管理ビザで認められている仕事は店舗の経営のみだからです。

つまり、自分以外に店舗で調理を担当するコックを雇わないといけないということです。コックはアルバイトでも構いません。外国人をコックとして雇う場合には、その人が技能ビザを持っていることが必要になります。

参考記事:外国人のコック(調理師)が就労ビザを取るには?

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遠田行政書士事務所

行政書士遠田誠貴(とおだ・せいき)

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